小さな飲食店の問題解決

飲食店が生き残るために手を打つべき事項をご紹介します

自分やスタッフの動きを客観的に見つめる動画撮影のススメ

 ちょっと変なタイトルですが、自分やスタッフの動きを客観的に見つめるという意味で定点で動画を撮影することを推奨します。お客様のプライバシーを配慮のうえで、カメラを設置し、自分たちがお客様からどのように見られているかを知るのです。

 

 自分の口から発せられる「いらっしゃいませ」はどんな風に聞こえるか、録音された声を聞いたことがある人はそう滅多にいないでしょう。文字にするとたったの8文字、音にすると5音だけの「いらっしゃいませ」。この5音について研究に研究を重ね、ドレミファソラシドのどの音でどの強さで発するのがいいか、ベストな「いらっしゃいませ」を研究するのです。いいですか、研究するんですよ。もちろん「ありがとうございます」「かしこまりました」などなど全部です。

 

 顔の表情はどうでしょう。しっかり目を合わせているでしょうか?口角が上がったスマイルは作れているでしょうか?客席へのご案内するときの手の動きは?お客様との間合いは?などなど一挙手一投足をすべてチェックするのです。

 

 これが出来ると接客や商談に限らず対従業員、あるいは家族や友人といった対人関係が激的に改善されます。そしてすべてが上手くいき始めるので不思議です。

 

 このブログで一貫してお話ししていますが、小さな飲食店では商圏内の、いわゆる地域の皆様に一人でも多く応援してもらうことが大切です。応援してもらうにはあなた自身とスタッフが好印象を与えることが最も大切なのです。このブログの一番の肝はここです。これがあって味の話とか、PR販促の話とか、クリンリネスの話になるのです。

 

 有権者の一票が、お金があるとかないとか、年を取っているとか若いとかに関係なく一票なのと同じように、お店に来店されるお客様はすべて分け隔てなく一人のお客様なのです。ですからすべてのお客様に応援してもらえるように最大限の努力をすべきです。そのためにはもちろん味や雰囲気もありますが、最も大切なのは、あなたたちの感じの良さなんです。あなたやスタッフにまた会いたいと言ってきてくれることが重要。

 

 オープンしてすぐの時、あなたの家族や親せき、友人たちが遠くから来てくれましたよね?その人たちは、あなたが作る手料理を食べることが一番の目的だったわけではなくて、あなたに会いたくて、応援したくて来てくれたってことは、あなた自身がよくわかっているはずです。

 

 お客さんだって通い続けるとだんだんそうなっていくんです。あなたに会いたいって。あなたを応援したいって。

 

 お客さんから「ごちそうさん、また食べに来るよ」って言われると嬉しいけれど、「ごちそうさん、マスターの顔を見にまた食べに来るよ」って言われるともっと嬉しいじゃないですか。それが商売なんですよね。

 

 すごく遠回りしましたが、だからこそ客観的に自分たちの仕草や表情、発する声が本当に最良なのかどうかを十分研究する必要があるのです。ぜひやってみてください。

 

 

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