小さな飲食店の問題解決

飲食店が生き残るために手を打つべき事項をご紹介します

セイロで蒸す料理にはこんなにメリットがある

 以前、蒸す料理について少々触れましたが、今日もその話題です。セイロを使った料理がおススメな理由を書いていきます。

 

デパ地下で餃子や点心はいつも人気

 先日、デパ地下を歩いていて、餃子やシューマイを実演製造販売しているお店があり、とても賑わっていました。セイロで蒸すというと、シューマイや小籠包といったイメージですが、もち米を使用したおこわ、蒸しパン、かぼちゃや栗、イモ類などの根菜、豚肉や白身魚など多彩な料理があります。クックパッドなどのサイトでは、家庭でできる蒸し料理がたくさん紹介されていますが、そもそも「蒸す」という料理の手段が、家庭ではあまり馴染みがないため、毎日料理をする人でもなければ、調理手段としてなかなか思い浮かばないと思います。

 

 ですから、コンビニで売られている肉まんにしても、自宅でセイロを使って作るなんて発想そのものが湧かないものです。肉まんはコンビニで買うもの、というのがスタンダートな見解です。

 

蒸す料理にはこんなにメリットがある

 ところが、炒めたり、焼いたり、茹でたり、揚げた料理に比べ、蒸して作ったお料理は、とても柔らかく、素材の味がしっかりするものです。カボチャを電子レンジで加熱したものと、セイロで蒸したものとでは、味や食感に雲泥の差が出ます。イメージ的にもそうですし、実際にももちろんそうなのですが、栄養価のロスが生じずらいうえに、油を使用しないのでヘルシーで、柔らかく、素材そのものを美味しくいただけるので、本当に夢みたいな調理法です。

 

 また、セイロは重ねれば、コンロ1つで調理できるので、実はとても効率的に調理ができます。蒸し時間も意外と短く、ラーメン屋さんであれば、茹でめん機の一番奥に重ねておけば、焼き餃子でなくて蒸し餃子ができてしまいます。また、調理器具があまり汚れません。

 

 なのに、家庭ではほとんどお目にかかることがない蒸し料理。おそらく、日本は水が豊富なので、昔から茹でたり煮たり、鍋にしたりするのが容易なこと、昭和の長きに亘って、焼き魚が朝食やお弁当、晩御飯の定番メニューであったことによる「焼く」がスタンダードな調理法だったということが理由のように思います。また、家庭にガスコンロとフライパンが普及して、最も手抜きができる「炒める」という調理方法が多くの家庭に普及したことも理由だと思います。これは蒸し料理を扱う小さな飲食店にとって、かなりアドバンテージがあります。加筆してその理由を整理しますと、

  • 素材の味が活かされて、栄養価のロスが少ない「美味しくて栄養がある」
  • 油を使わないのでカロリーが控えめ「ヘルシー」
  • 家庭であまりやらないので珍しい「非日常で楽しい」
  • いろいろな食材を利用できる「メニュー開発のバリエーションが幅広い」
  • セイロの香りと湧き上がる湯気「食欲を刺激する五感に訴える要素」
  • セイロ自体がと皿になる「洗い物が減る、盛り付ける必要がない」
  • 非日常なので適正価格がぼやけている「適正な利益をしっかり上乗せできる」
  • 少しずついろんな種類を食べたい心理を掴む「女性客が増える」
  • 単品注文で終わらない「一人当たりの客単価が増える」

 これだけ挙げても、飲食店側にかなりメリットがあると思いませんか。もちろん暑い夏には、売上が落ちる可能性は十分ありますが、本場の香港や広州だって年中暑いんです。ちょっと知恵を絞れば、いろんな業態で採用できる可能性がある蒸し料理。筆者が推奨したい調理法であり、業態の1つです。

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