繁盛店になるには、まずはショップカードから。SNSやウェブサイト、チラシや広告より初めに準備しなくてはならない理由とは
今日はショップカードの話をします。
このツールは、チラシや広告、ホームページやSNSより、はるかに重要です。
ショップカードはお店の名刺のようなもので、あなたのお店の看板メニューの画像が1枚あれば、パソコンでカンタンに作れます。
イメージ的には年賀状を自分で作るより楽しく易しいと言えます。
でも、印刷だけは業者にお任せしたほうが、仕上がりがいいです。
ここはケチるところではありません。
プリンターで印刷するより、費用を安く抑えられます。
今や年賀状もネットでデザインして発注できるように、こうした商用のカード類や印章などもネットで入稿して1週間くらいで届けてくれます。
ショップカードだけではなく、チラシ類も印刷工程はプロに依頼した方がコスパがいいと言えるでしょう。
本題に戻りますが、ショップカードは
- お客様から、別のお客様へおススメするリアルなツール
- 法人関係にご挨拶に伺って、置いて貰うためのツール。このサイズはコンパクトなので、チラシのように嫌がられることはありません。
この2点です。
アナログではありますが、人対人の名刺交換だってアナログです。
カードの表面にイチオシ商品の画像でPRでき、裏面に住所や電話番号、ウェブサイトのアドレスやSNSといった基本的な店舗情報が載せられるのでたいへん重宝します。
私自身も過去に作成した販促ツールで、最も効果があり、コスパが良かったのがショップカードだったと振り返ります。
その理由は、カードの表面に看板メニューの画像のみしか入れなかったからです。
最近、インスタがブームですが、人間は画像が好きなのです。
ピューリッツァー賞には写真部門という部門がありますが、1枚の写真が世界中の人々に訴える力を持っていることがわかります。
昔から写真の力は大きく、ショップカードでも同様なのです。
スマホがこれだけ普及して、あらゆる物事がデジタルのツールに置き換わりつつありますが、アナログが優位に立つ可能性があるツールの1つに、このショップカードがあるわけです。
ちなみに、印刷を業者委託した場合の価格の一例をあげますと、ネット上の某印刷会社では、
- 両面フルカラーで片面(表面)がミラーコート180kg
- 100枚
- 6営業日出荷
- 丸角仕上げ
で3,340円です(2017年1月現在)。
インクジェットプリンターで用紙を買ってきてカラー印刷をするくらいなら、プロのほうがパフォーマンスの高い仕事を安価でしてくれます。何と言っても時間が省けます。
この100枚が不特定多数へのチラシに比べて、実にコスパの高い働きをしてくれるのです。
お客様が他のお客様へお勧めするツールとして使用することを考えるならば、製作にあたり次の点に注意します。
- 何度も繰り返しますが、画像。1枚であなたのお店を伝えるものですから、メニュー1品でクオリティの高いもので勝負!
- 裏面に載せる地図(簡潔で、わかりやすいもの)、住所と電話番号、営業時間と定休日は高齢者でも読める大きさで。
- お店の名前は表面に、しっかり読めるように色やフォントに注意します。画像とお店の名前で、最も大切な何屋さんなのかがわかるように心がけますが、わからない場合、例えば「イタリア料理」とか「揚げたてとんかつのお店」などを併記しましょう。
- 紙質は高級感を追求します。新札と折りたたんだ紙幣では、貰った時に受ける印象が違うのと一緒です。
お客様はあなたのお店のスタッフではないので、第3者としての言葉でお店を薦めてくれます。
要するにお客様の主観的な感想が中心であり、客観的な基本情報についてはカードに書いてあればいいのです。
余談になりますが、お店のレジ周りやテーブルにショップカードを置いて、多くのお客様がカードを持っていく場合、顧客満足度が高い傾向にあります。
なかには、あなたのお店を偵察に来た業界関係者や同業他社であることもありますが、大多数は純粋にあなたのお店のお客様です。
カードの減りが早い場合はあなたのお店の顧客満足が高い証拠。今の路線を変えずに、辛抱強く客数アップを待つべきでしょう。