小さな飲食店の問題解決

飲食店が生き残るために手を打つべき事項をご紹介します

飲食店経営は、勝っているうちに辞めるべき。その理由とは?

f:id:wikit:20180202192627j:plain

競合が多い世界でトップを走り続けることは不可能

飲食店に限らず、どんな商売でも、またスポーツの世界でも、ゲームの世界でも、参入者が多い世界では、長くトップを走り続けるということは不可能です。

 

あなたのお店が、たとえ地域ナンバーワンであったとしても、そう長く続けることはできないでしょう。

 

 

 

 

歴史を見る限りでは、一代で成功した事例はあっても、小さな飲食店のように、成長せずに細々と勝ち続ける例は、ほとんどお目にかかったことはありません。

 

筆者が出店していたお店は、読者の投稿による某グルメサイトで、しばらくの間地域ナンバーワンの評価を得ており、当時のランチタイムは本当に満席状態が数回転続き、売上も絶好調でした。

 

自作で立ち上げた無料ホームページも、稚拙な内容でしたがアクセス数が高いらしく、無料ホームページサービスを提供する企業から、案件を提案されたことがあったくらいです。

 

ところがそういうことは、長く続ないものです。

 

理由はいろいろあったのだと振り返りますが、一番の理由はブームでしょうか。

 

ブームが去ると、常連さんは残るのですが、そうでないお客さんは、どんどん下降して下げ止まりするのです。

 

この下げ止まりの状態が「安定期」言い換えるならばこのお店の「本当の実力」なのだと思います。

 

当時はこの「本当の実力」がわからずに、なぜ売上が低迷しているのだろう、と毎日真剣に悩んだものです。

 

身を引いてからわかりました。

 

チェーン店ではこういう事象がほとんどないですし、本部の社員以外は深く考えることがないでしょうが、ブランドがない小さな飲食店では、こういうことが起きるのです。

 

何度か別の記事の中でも触れましたが、小さな飲食店とチェーン店では、飲食店という同じカテゴリーにあっても、あらゆる面で実態が違うと言えます。

 

それは机上での理屈ではなく、実際に両方で経験してみてわかることでした。

 

あなたのお店がお店をオープンさせて軌道に乗り、高く飛んでいる時期であったり、下降して低空飛行している時期のいずれにあるようであれば、この記事の内容がリアルに感じてもらえると思います。

 

一度低空飛行に移行すると、再浮上は非常に困難だと言えます。

 

 

 

 

繰り返しますが、低空飛行は売り上げの低迷ではなくて、お店の実力なのだということです。

 

ですから再び高く飛ぼうと思わずに、身を引くことも検討すべきだと思います。

 

なお、この身を引くということは撤退・廃業といったネガティブなものだけではありません

 

チェーン店では業態変更というのをよくやります。

 

箱の中身はほぼ同じですが、看板だけ換えることもよくやります。移転も選択肢の一つです。

 

中途半端なリニューアルはおすすめしません。

 

また、低空飛行が長く続くと運転資金が目減りしてしまい、廃業しか選択肢がなくなることがあります。

 

そうなる前に積極的な施策を打つことを推奨します。

 

 

 

 

プライバシーポリシー

       
  • 当サイトでは第三者配信の広告サービスを表示することがあり、Cookie(クッキー)を利用して個人情報を収集することがあります
  • 収集した情報は、広告配信事業者が適切な広告を表示するために使用します。これには氏名、住所、メールアドレス、電話番号は含まれません
  • Cookie(クッキー)を無効にすることもできます